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お正月にはおせち料理

寒暖の差だけでなく、草木の変化や食べ物にも旬があるなど、日本での生活には季節の移り変わりが大きく関わっています。
また日本人はその季節の流れをとても大切にしています。
季節ごとの行事では、特別な料理を用意して家族やお客さまをもてなしますが、その代表と言えるのがお正月料理ではないでしょうか。
お正月料理と聞くと、まず頭に浮かんでくるのがおせち料理、そしてお雑煮、お屠蘇、といったところでしょう。
お正月料理に関するレシピ本が、どれを選んだらよいのか迷うほどたくさん出版されていることからも、多くの人がこれらに興味を持って伝え残していくべき伝統と考えていることが伺えます。

そもそも「おせち」とは、「お節供(おせちく)」が略された言葉で、節日(元旦と五節句)に神に供えた料理のことを言いました。
現在では、節日の1番目にあたる正月にふるまわれる料理のことだけを「おせち」と呼ぶようになっています。

おせち料理は日本の伝統料理ですが、必ずしもすべてのメニューが決まっているわけではありません。
黒豆、田作り、数の子など縁起を担いだ目出度いものは定番となっていますが、地域や各家庭、年代によって新年を祝うための料理はさまざまです。
おせち料理のレシピの中には、洋風や中華風にアレンジしたものや、有名料亭が工夫を凝らして作ったおせちなども販売されています。
デパートやスーパー、通信販売でもおせち料理が購入できる時代になりましたが、反面、昔からの風習にこだわって手作りする家庭も増えているようです。
それぞれの家庭ごとにアレンジや工夫を加えながらも、日本の伝統料理としてのおせちをこれからも受け継いでいきたいものですね。

お屠蘇(とそ)

年末のどことなく慌ただしい雰囲気とはガラリと様子を変えて、お正月を迎えると多くの人があらたまった時間の中で清清しい気持ちで1年のスタートをきります。
そんなお正月の非日常的な雰囲気をかもし出すアイテムのひとつに、お正月料理があります。
お正月料理と言えば、おせち料理にお屠蘇(とそ)などがありますが、みなさんのご家庭でも元旦にはお屠蘇を飲む習慣がありますか?

お屠蘇は元日の朝に飲む、中国から伝わった漢方の薬酒です。
これを飲むと、一年の邪気を払い、寿命を延ばすと伝えられています。
正式なお屠蘇は大黄や肉桂、防風、山椒、そして桔梗などの漢方薬を調合したものを絹の袋にいれ、みりんかお酒に浸して作るそうです。
しかし現在では、年末が近づいてくると薬局やデパートにも「屠蘇散(とそさん)」としてお屠蘇用に調合された漢方が売られますので、大晦日にそれをお酒かみりんに浸しておいて、元旦の朝に飲みます。

またお屠蘇をいただくときの肴として、縁起物の黒豆、田作り、数の子が用意されることが一般的です。
これらは祝い肴、あるいは屠蘇肴とも呼ばれ、健康や豊作、子孫繁栄などの願いを込めて作られます。
初めてお正月料理に挑戦するという人も、いきなり難しいレシピに挑戦したり何品も作ったりする必要はありませんが、これらのお目出度い三種肴はぜひとも用意してください。
数多く出版されているお正月料理のレシピ本にも、これらの黒豆、田作り、数の子のレシピは必ずと言ってよいほど掲載されています。
もちろん、無理して手作りしなくても、今はほとんどのメニューが既製品で揃ってしまいます。
お目出度いはずのお正月料理を負担に感じて作るより、お正月の支度は楽しんですることが一番でしょう。

おせちのお重

お正月料理といえば、つややかな漆器のお重に詰められた、豪華なおせち料理が思い浮かぶのではないでしょうか。
今では、有名料亭やホテルの料理長がプロデュースした豪華で洒落たおせち料理なども販売されています。
また祖母から母へ、そして娘へと家庭ごとに受け継がれたレシピをもとに、お正月料理を手作りしている家庭も少なくありません。
いずれにしても、お正月ならではの料理を用意して1年の始まりという大切なときを、あらたまった気持ちで迎えようとしていることに変わりはありません。

 

ところでお正月には欠かせないおせち料理ですが、皆さんの家庭ではどのように盛り付けられていますか?
最近ではお重に詰めずに、お皿に盛り付けて出すと言う家庭も多いようですが、もともと正式なおせち料理は五段重まであったと言われます。
これは四段重に控えの重がついて五段になったもので、控えの重には上にくる四段の補充用のメニューや、お雑煮の椀だねなどを入れます。
しかし現在では、既製のおせちでも五段重はあまり見られなくなり、三段重が一般的となっています。

おせちの詰め方は、
一の重には黒豆、田作り、数の子などの祝い肴と栗きんとんなどの口取り、
二の重には焼き物と酢の物、
三の重には煮物を詰めます。

お正月料理としてよく言われるおめでたい食材を使ったレシピが、書籍やインターネット上でもたくさん見つかると思います。
必ずこれがないとお正月料理とは言えない、というものはありませんが、おせち料理として紹介されているレシピには、女性がお正月には炊事をしなくても済むようにと保存性の高いものが多くあります。
しかし必ずしも保存性にこだわらず、家族の好きなメニューを取り入れたり、洋風にアレンジしたものを加えたりと、それぞれのお正月料理があってもよいのではないでしょうか。

また漆器に盛り付けられた料理は日本の伝統を感じさせますが、家庭ごとに家族の健康を願って用意されたものであれば、漆器に限らずどんな食器でもよいと思います。

漆器のお重がないからとおせち料理をあきらめずに、数品でもよいので食べる人の喜ぶ顔を思い浮かべながら楽しくチャレンジしてみてください。

お雑煮の地域差

お正月料理の中で外せないのがお雑煮です。
実はおせち料理よりもお雑煮の方が好き、という人も多いと聞きます。
お正月料理として出されるお雑煮は、地域によって、また家庭によって、具や味付けなどレシピはさまざまに異なっています。
まったく違う土地で育った人と結婚したとき、料理に関する地域性を感じることがよくありますよね。
お雑煮は地域色が顕著に見られるメニューのひとつなのです。
ここでは地域によるお雑煮のレシピの違いを少し紹介したいと思います。

関東では、切り餅を焼いて小松菜を加え、かつお節を用いた汁のことをお雑煮と言いますが、関西では白味噌仕立てにし、丸餅に小芋、大根、焼豆腐、干しあわびなどを入れます。
関西で丸餅が使われるのは、丸餅は満月に通じており欠けるところのない円満のイメージを持っているためと言われます。
その丸餅は焼かずにそのまま煮ます。
小芋は親より出世するという縁起をかついだものです。
長崎のお雑煮は豪華なことでも知られていますが、煮だし汁に干しあごと昆布を用いて、丸餅、塩ブリ、鶏肉、干しなまこ、椎茸、大根、人参、かまぼこ、里芋、ゴボウ、くわい、唐人菜、昆布を入れます。
加賀風のお雑煮はすまし汁仕立てで、本節を水に5分間ほど浸してから火の上で乾かしたものを包丁で丹念に切って使います。
甘エビやせりを入れることもあります。
さつま雑煮では、大きな里芋の上にほどよく煮えた切り餅がかぶさるようにのっており、豆もやしを加えた味噌仕立てとなっています。

お正月ということもあり普段のおかずに食べているお雑煮とはまた違う具材を使う場合が多いと思いますが、これらのレシピを見ていると、おせちより人気があるというのもうなずけます・・・

鏡餅について

お正月をイメージするもののひとつとして鏡餅がありますね。
鏡餅は、年神様へのお供えとして大小の丸いお餅を床の間などに飾るもので、昔の鏡は丸い形をしていて魂を象徴する神器だったことから「鏡餅」という名前がついたと言われます。
大小のお餅を重ねることには、太陽と月、陰と陽、男と女、の意味があるとも言われています。

1月11日の鏡開きには、お供えしていた鏡餅を下げて、割って食べます。
お正月料理として鏡餅はなかなかイメージしにくいものですが、縁起物をいただくという意味でお正月料理のひとつと言えるかもしれません。
しばらくお供えしていた鏡餅は、乾燥したりカビが出ていたりとそのままで食べることはできません。
おいしく鏡餅をいただく方法として、水餅にして保存しておくのはいかがでしょう。
包丁で鏡餅のカビを丁寧に削り取り、適当な大きさに割って水につけ、毎日水を取り替えることで水餅はできます。
この水餅を使ったレシピをいくつか紹介します。

●ごま餅
材料:水餅…300g、ごまだれ(黒ごま…大さじ4、砂糖…大さじ3、しょうゆ…大さじ1)
作り方
 1.黒ごまをフライパンで香ばしく乾煎りした後、すり鉢で油が出るまで十分にすり、砂糖としょうゆを混ぜ合わせます。
 2.水餅は耐熱の皿などに並べ、ラップをかけずに電子レンジで3分程加熱して柔らかくします。
 このとき、目を離すとあっという間にふくらんでしまうので気を付けてください。
 3.やわらかくなった餅に「1.」のごまだれをたっぷりとからめます。

●おろし餅
材料:水餅…300g、大根おろし…1カップ、しょうゆ…少々、お好みで柚子の皮のすりおろし…少々
作り方
 1.水餅は上記のごま餅と同じ要領で電子レンジを使って柔らかくします。
 2.大根おろしとしょうゆ、お好みで柚子の皮を混ぜたものを、「1.」の餅にたっぷりとからめます。

●磯餅
材料:水餅…300g、焼き海苔…4枚、だし汁…3カップ、しょうゆ…大さじ2、みりん…大さじ3
作り方
 1.焼き海苔は遠火でさっとあぶってからビニール袋に入れてもみ海苔にします。
 2.水餅は、上記のごま餅と同様に柔らかくします。
 3.器に「2.」の餅を入れて「1.」のもみ海苔をふりかけます。
 そこにだし汁としょうゆ、みりんを煮立てたものを注ぎます。

これらのレシピの他に、鏡餅を割ったあと干して乾燥させたものを油で揚げるというメニューもあります。
この揚げ餅にしょうゆをからめていただくと、歯ごたえのあるあられのようなおいしさがあります。